来月、スコットランドのグレンイーグルスで開催される、女性版ライダーカップ「ソルハイムカップ」の欧州チームのキャプテンを務めることになっている、米LPGAツアー4勝、欧州女子ツアー6勝のカトリオナ・マシュー(スコットランド・49歳)。レギュラーツアーを目指す若手ゴルファーが多数出場する中、09年全英女子オープンでメジャー優勝を果たした大ベテランの彼女が出場を決意した。
「今回ISPSハンダ・ワールドインビテーショナルで戦うことは、私にとってとてもすばらしいこと。ずっと世界中のいろいろなところでプレーしてきましたが、特にこの新しいフォーマットで戦われる今大会に出ることを楽しみにしています。コンセプトがすばらしいし、ヨーロッパでは初めての試みですからね」
「私たちはすでにオーストラリアのVICオープンで、このフォーマットがいかに成功しているかを知っています。だからこの大会もすばらしい成功を収めることでしょう。女子ゴルフにとって、この大会がスケジュールに追加され、男女平等の賞金額をかけて争われることはすばらしいことです」
マシューに近況を聞いてみると「最近はもう米ツアーに出ていないの」という。2016年までは米女子ツアーに本格参戦し、ある程度成績も残しているが、2017年からは試合数も減り、予選落ちの回数も多くなった。確かに今年もメジャーには出場しているが、レギュラーツアーへの参戦はほとんどない。来月、ソルハイムカップという国の威信をかけて戦う大舞台のキャプテンを務めるにあたり、自分なりに再び試合勘を養っておきたい、という心理も働いているのかもしれないが、大会のコンセプトに賛同し、ゴルフ界を盛り上げようという意識の強い今大会に、自分も貢献したい……そんな彼女の想いが伝わってくる。
予選ラウンドは、ソルハイムカップで欧州チームメンバー入りが確定しているチャーリー・ハル(ISPSアンバサダー)と同組だ。
(2024年10月23-25日開催) ISPS 中山徹記念ゴルフトーナメント